sissy's log

ここからは 青い空とか岬とか 見える

本と映画

春の日記

桜を見に行く。老木のためか枝先を切り詰められ樹の姿がいまいちになっていた。花は桜だが樹形がせせこましい。釈然としないまま帰る。 地上波で「すずめの戸締り」をやったのでいそいそと観たが挫折。どこでもドアっぽいものが出てきた時点で挫折。設定が唐…

『パーフェクトケア』/ トッド氏フィガロで語る

六花亭のバターサンドをいただく。クッキー部分もクリーム部分もうみゃいうみゃい。気兼ねなく価格を上げてください。 野口整体系のひとの話によると急に寒くなっても急に暖かくなってものぼせるらしい。のぼせると食い過ぎたり甘いもの摂りすぎたりしてさら…

推される映画 /『スノーデン』/  松本さん騒動

雨だ。だるい。ヒマだ。 毎年年末年始は wowowかサッカーchかamazon prime どれかに必ず加入してたのに今年は迷ってるうちに2月も終わり。サッカーも斜陽に近づいているしシルバはもういないし自分の眼精疲労もあるしハイライトで足りる感じ。 amazon prime…

『突然炎のごとく』/ 世界ニュースは連ドラ

新年おめでとうございます。(今?)久々の更新で誰もいないだろーなーと思っていたので星マークが嬉しかったです。出欠簿ではないのでたまに付けてくれる程度で喜びます。そして思い出します。みなさんの平穏無事を願ってます。あと能登一帯の平穏の回復を願…

知の理由 その2

つづきなんですが。 シッダルタ曰く。禍いや不幸を増やさないために、知る・学ぶことをおろそかにしてはいけない。そして自分でしっかり考え自分で決めるべきだ。さらに精神を静寂にしておくことも大切だ、と。 上の2点については納得がいく。シッダルタは…

カウリスマキを AmazonPrimeで

久々に、ドリップでコーヒーを煎れる。暑くてそんな気が起きなかった8月。美味しいなあ。フェアトレードのモカ。 ロシアのラブロフさんが9月1日「我々はドルを葬り去りたいわけではない」と講演したそうだ。そうなのか。ドル基軸国の大転倒クラッシュは起き…

誤認と訂正

近所の小ぶりなスーパーのアクリル障壁が撤去された。「取れたんですね」とレジの店員さんに言ったら「広く感じますよね!」の明るいご返答が。すがすがしい。あれは鬱陶しくて小汚かった。しかしマスクマン率90%。がまん大会か。 目下みんなが首をひねって…

祝福のエンディング / G7サミット後記

最近の発見。青菜炒めには塩しない。たまにシャキシャキに出来上がらないことがあり謎だったが、炒め途中に塩した回であるらしい。有元葉子さんの本読んでて発覚。たいていお肉と炒めるのでそっちだけに下味すればいいのだった。青菜のみなら皿に盛った後で…

スターやめてみる、のおしらせ

はてなスターをつけてもらう機能をしばらくやめようかな、と思います。 つけてもらうことは嬉しいのですがウケを狙おうとしたり、記事書かねばと思ったり急いで拝読しに行かねばと思ったりするせいではてな活動が妙に増えるためです。自分もスターでの「来た…

『トッド人類史入門』を読む

歴史人口学者・家族人類学者であるエマニュエル・トッド氏を知ったのは2016年、「トランプ氏の保護貿易も悪くはない」とテレビで30分ほど語っていた。ものの言い方がいかにもフランスインテリ的なひねりがあり自由人の印象だった。日本の家族制度から文明批…

プーチン氏とトッド氏

プーチン大統領の主張と発言まとめ、この1年間の。まとめ1●ウクライナのロシア系を奪還する予定だ (←ほぼ完了か)●NATOの東進を許さん、こそっと米国系基地も置くなまとめ2●各国は独自の文化を保持する権利がある、自由主義だの進歩的だのと称して文化文明…

映画『リコリス ピザ』など

天気いいなー。花粉日和だなー。 『リコリス ピザ』PTアンダーソン監督作品。70年代カリフォルニアで。ヒロイン・アラナはユダヤ教徒の中流家庭でパッとしない25才、彼女に一目惚れしてアタックする少年は15才だが子役上がりで商才もあり、アラナは触発され…

日記

シッダルタは「どうすれば人間は幸せに生きられるか」を研究したひとだ。エピクロスもそうだ。クリシュナムルティは「自由に生きるには」を探求したひとのようなので若干毛色が違うが結果として言ってることはシッダルタととても近い。ちなみに自分はどこの…

寒波到来、ドラマ『サンディトン』など

朝起きたら、部屋の温度は16℃だった。凍えるというほどではない。台風のような風の音がしている。お湯を少し沸かしてペットボトルに詰める。これを湯たんぽとしてしばらく持ち歩く。寒い日は朝からスープだ。ガスってありがたいね。 12月使用分のガスは4,000…

アキ.カウリスマキ映画

最近はいい映画が少ない。よくよく選んでもたいていハズす。やたらにひとが死ぬ、やたらに残虐、やたら設定と展開が混み入っている、やたらにナンセンス、やたらサイコパス。そんなのが多い。人民の日常ストレスが強大でそれを上回ろうとしてこんな刺激過剰…

『絶望 断念 福音 映画』その2

『絶望 断念 福音 映画』を今読めばもっとわかるか、と部分だが再び読んでみた。結構ミヤダイと意見が違う。まあどちらにせよ、世界観の相違という話でたいした話ではないんだけど。 当時のミヤダイは「サイファ」とか「告げ知らせ」とか〈世界〉は「外側」…

『絶望 断念 福音 映画』

12月が来た。ダウンコートを出し、お待ちかねのおニューのマフラーを巻いて玄関を出る。鼻の中が乾燥する。冬だわー。 11月は光岡英稔氏の『退歩のススメ』を読んでいた。西欧の軍隊組織の話のあとで「だから明治政府は唯一神の代わりに天皇を信仰対象にした…

補足など

自然科学について勇ましいようなことも書いたが、私は日々医薬の世話にもなっている。目薬とかかゆみ止めとか偏頭痛用漢方薬などありがたいな、と思いつつ使う。医院にも行く。市販薬や各種療法も必要なひとには役立つだろうしいろんな健康法も楽しいからあ…

近藤誠氏 追悼

そうか。亡くなってしまったのか。 年齢からして天寿であったのだろうし、とても覚悟の決まったひとだったから(もし倒れても救急車を呼ばないでほしい、といっさいの延命治療はしないでほしい、と家族に頼んでいたそうだ。周囲がそれを叶えるのはとても難し…

『コロナ後の世界を語る』の 福岡伸一氏

「無駄な抵抗はやめよ」なる見出しが目に飛び込んでくる。2020年6月配信の、分子生物学者である福岡伸一氏の文面は静かに怒っていた。コロナ騒動に対する声明文だ。前回は野口晴哉氏を紹介したが、野口氏に次いでラディカル(根源的)なのは福岡氏であると思…

『風邪の効用』

インフルでもコロナでも流感胃腸炎も同じだが、ウイルスに曝露しても発症するひととしないひとがいるのは何故か。ウイルス変異する度に発症してしまうはずだがそうならないのは何故か。これは免疫力どうこうの話ではなく「身体がハデな風邪をひきたい時」発…

花火とか ヤギとか メタバースとか

近隣で3年ぶりの花火大会、開催。ただしみんなで集合して観覧できる場所は造らんかったと書いてあり、暗に集まるなと。はしゃぐな、と。みんな車中から見物しようと考えたのか大きな道路は渋滞し、テールランプが「ナウシカ」の蟲の群れのようだった。 自分…

デラウェア ベスト

日々が早い。蝉がはりきって鳴いている。 英国サッカープレミアリーグが数試合無料放映になるようで、ワクワクが止まらない。8月から、ABEMA にて。アーセナルなどが無料になる模様。シティからジェズスとジンチェンコが移籍し今季は面白くなりそうなアーセ…

『エピクロス』を読む / 上海その後

『エピクロス』を読む。岩波新書。2300年前くらいのギリシャの哲学者。原子とか宇宙とか天候の法則から始まっていてかなり面喰らう。のち、人間の幸福の話になる。いくつかの要点。●幸福とは、餓えない渇かない凍えない状態のこと。そして自他に対し心に煩い…

身体と バカ社長

真実とか法則とか、あるとしたらそれは何か。地上の政治と経済は怒涛の急展開中だがそんなもんとは関係の薄い部分。自分には、そっちのほうが本当は大事だ。 身体について、いくつかの説を真実と認定中。自分調べ。ひとつは常に変化し、新しくなり続けること…

ヒトの老化は20歳から

老眼鏡って誂えるべきものなんだろうか。わからないまま100円ショップのものを使ってるけれど。 ヒトの老化は20歳から始まるのだそうだ。早くて驚く。成長の頂点がそこらで、あとはゆっくりとした下り坂ということだ。つまり30代40代も老人、と言っていいわ…

有元葉子さんの本 / バジル観察記

日曜日だ。天気いい。 有元葉子さんの本を買って読む。『毎日すること。ときどきすること。』いわゆる料理研究家、のエッセイ本だ。自分は生活能力があまり高くないので(部屋が散らかりやすい、等)こんな本もたまに買って学ぶのだ。 60~70歳くらいのひ…

『フェイクニュースの見分け方』の2  

ここからは山の斜面も見える。桜が一気に咲き始めた。 近所では、幼い姉妹がピカピカのチャリを買ってもらうところに遭遇。スキップしたりしてる。いいなあ。 前回のつづき。実は、この本を読んでもプロパガンダには対応できない。その件はまた後回しにして…

『フェイクニュースの見分け方』を読む

最も心に刺さったのは「報道は、権力と闘うために存在する」だった。忘れかけていた。 新潮新書、烏賀陽弘道 著。うがやと読む。2017ころに出た本なので、スルーしてたが情熱的で、読みごたえのある一冊。 元新聞記者であり今なぜ報道がこんなに落ちぶれたか…

シーナ.アイエンガー『選択の科学』

マットレス選びに苦しんだので、 過去の「選ぶ本」について思い出してみる。 シーナ.アイエンガー著『選択の科学』かなり以前にメモしたものから抜き書きしている。よって細かいとこは違うかも。●多すぎる選択肢によって、ひとは選べなくなる。あるいは選ん…