インフルでもコロナでも流感胃腸炎も同じだが、
ウイルスに曝露しても発症するひととしないひとが
いるのは何故か。
ウイルス変異する度に発症してしまうはずだが
そうならないのは何故か。
これは免疫力どうこうの話ではなく
「身体がハデな風邪をひきたい時」発症するためだ。
それを著したのが野口晴哉氏『風邪の効用』だ。
読んだとき驚愕と同時に腑に落ちて、二度驚いた。
体験的には既知だったせいだと思う。
その逸話は長いので切る。
身体は一瞬ごと常に新しくなり常にバランスするが
歪みや疲れや毒になるものが溜まってくるらしい。
それをドカンと解決するのが、風邪現象なのだと。
つまり好き好んでウイルスをゲットする。
時を選んで。
極から極へ振るような、華々しい症状なので
苦しいし色々排泄するし、たまに再起動に失敗
(いわゆるこじらせ) するが、上手く経過すれば
一新され、且つ強化される。
子供の成長時にも、このシステムが発動される。
「だから治すというのは病気を治すのではなくて、
病気の経過を邪魔しないように、
スムースに経過できるように、
体の要処要処の異常を調整し、
体を整えて経過を待つというのが順序です」p40
野口整体は自然観・世界観でもあり、
哲学であるとも言える。
こんな天才が、かつての日本にいた。
はてな仲間に野口整体のプロの方がおられるので、
この下手な紹介文をずっと書きにくかったが、
一度読むといいよ。
「ここから先は常識外・プロパガンダ外の道なき道」を
行く覚悟のできたひとは。
私はこれを読んで以来、風邪をひくのがたのしみになり
心待ちにしている、と言ってもいいくらいで
因って、コロナ下ほぼずっとノーマスクだ。
(マスクは顎の先端を守り続けている)
確信犯なのだ。
ウイルス情報を精査するのもいいが
己の身体を信じるのが先だろう。