sissy's log

ここからは 青い空とか岬とか 見える

宇野昌磨の『Spiegel im Spiegel』/ 人類の傾向 (と対策)

 

土曜日。宇野昌磨のスケートを観てたら
自分のお気に入りの曲がテーマになっていて
はっとする。解説音声オフで観てたため
何もかもが美しく、茫然自失。

 

羽生さんより宇野昌磨が好きだ。
飄々としている。楽しそうだ。
スケートとかサッカーとかを
眉間にしわ寄せてやんなよ、と思うのだ。
もう引退してしまったダビド.シルバや
アグエロも、いつも楽しそうに笑っていた。

 

「たまさかこの遊びが得意だし好きなので
やってます。何か知らんけどみんな喜んで
くれるし」と思ってそう。そんな気がする。
エゴが薄め。

 

曲の名は『Spiegel im Spiegel』鏡の中の鏡。
ソビエト、現エストニアのものだそう。
宇野昌磨チームによる『Spiegel im Spiegel』は
とても美しかった。

https://www.youtube.com/watch?v=FgAp-KrCxM0


www.youtube.com

 

***

人類の傾向 (と対策)を考えてみる。

 

自分は繊細さんなので(自己査定)、
戦地の被害状況とかあんまり知りたくない。
ニュースだけでこころが傷付いてしまう。
しかしガザは酷いことになっていて
ポランスキーの映画「戦場のピアニスト」の
撮影セットはリアルだったのだ、と知る。
爆撃後の市街地は白骨のようだ。


人間の究極的な問題は「感情問題」だ。

 

イスラエル-パレスチナ戦争をみても思う。
同胞がやられた!という激怒が世界を覆っている。
地上を焼き尽くしそうな勢いで恐ろしい。
イスラエル。反ユダヤ
アラブへの差別。
イスラムへの差別。

 

ネオコンが利用する。
遺恨や宗教や民族を利用し、分裂させる。
アキレス腱はどこなのか、研究されている。
アラブ民族にとってのアキレス腱を。
シーア派にとってのアキレス腱を。
ロシアにとってのアキレス腱を。
BRICS 11 にとってのアキレス腱を。

 

シッダルタは
「感情と欲望に注意せよ」と言った。
それらには際限がなく、
短い人生をさらに不幸にするから。

 

特に破壊的なのは、怒りと恐怖だ。
「同胞愛」や「正義」を根源としていても
怒りは自己を正当化し強化してしまう。
マッチポンプ的に怒りは増幅される。
(半信半疑のひとはあまり怒らない)

 

恐怖も増幅される。
コロナ騒動で はっきりと見た。
何かを怖れ「対策」すると恐怖は「強化」される。
これは不思議なメカニズムだが
世界の神話や伝説の中に残っている。
一旦対策するとそれに「依存」する状態になる。
表面的な迷信にすがりつくハメになる。
エセ対策にすがりつくハメになる。
すがるほどに闇は増す。
戻れない。
果てしない。

 

どうすればいいのだろう。
ネオコンが次々と生み出す『世界カオス化』に
対応するには。
『グレートな嫌がらせ』に対抗するには。
きっとプーチンさんたちも思案中だ。

 

人間は、カッとなるしゾッとなる。
行動化によって、感情は増強されることが
分かっているので
カッとなってもゾッとなっても
「行動しない」のがまず有効かもしれない。

 

予め知識を入れておいて
「また例のヤツかも」と知っておくのは大事。
フェイクニュースや、煽りも含まれてるので
オフラインにして落ち着くこと。
(煽りとは映像の繰り返し・音声演出・
テロップ文字・悪意のある誤訳などの技法)
不安でもしばらく待つこと。

 

しかし例えば、難民としてドイツに移住した
シリア育ちの素朴で善良なイスラム教徒、
そんな青年に落ち着け、と言ってみても
落ち着けるもんではないだろう。

どうすればいいか、わからない。


「オレら煽られてる?」てとこまで冷却するには
真正の、本物のエリートたちが必要だ。
そして時間も必要なのだろうと思う。
1時間、1日、1カ月、1年。
希望の光を待つ。

 

そして1年もすれば 真実は明らかになる。

 

 

 

 

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