sissy's log

ここからは 青い空とか岬とか 見える

ロシアに学ぶこと その2

 

浅い海で。屋外のプールで。
水に潜って遊ぶのが好きだった。

 

友人らの嬌声が一瞬で遠のき、静寂に包まれる。
水底で反転し、太陽をみる。
さざ波に乱反射して
ひらひら、きらきらする。
永遠のような数秒間。

 

冷たい水底を蹴って浮上する。


***

 

「経済の真の柔軟性」について、トッド氏は著書で
「生産活動の再編成を可能にするようなエンジニア、
技術者、熟練労働者にこそ 存しているのではないか」
と、ロシアの優位性を語っている。
GDPで測るのではなく、あぶく銭で測るのでなく、
エンジニアで測るべき、と。

 

これって経済の話だけじゃないよね。
自分が思うに、まともな国家、国民を守る政府、
健全な国家運営があるとするならば、それは
「復活力」を構成・形成することなのでは、と。
「生産活動の再編成」とはつまり危機を超えて
復活することだ。
いつでも。何度でも。復活する。
それを正に今、ロシアに学ぶ。

 

30年間いじめられた結果ロシアは賢く強くなった。
どんなことがあったかざっくりまとめると
●テキトーに国土を分割されてしまう
●悪意のある分割線を引かれてしまう
●国の資産や資源を国外に持ち逃げされる
●国民が食うや食わずになる
●首脳同士の約束すらシレっと破られる
●裏庭に米系基地を置かれる
●抵抗すると経済制裁される
●取引条件を踏み倒される
●人種差別され国民差別される

 

やられ過ぎだろ‥‥。
しかし改めてリストを眺めると
ほぼ同様のことがアフリカ大陸やインドや
アジアで起こされてきたし、今もまだ起きている。
(だからアフリカとか支援してるのだろう。
将来への布石として、だけではなく。
2022年秋のプーチン大統領の演説でそれを感じた。
お前らやられんな、さっさと立て、と言ってる感。
だからニジェールの人たちはデモでロシア国旗を振ったのだ)

 

話を戻す。
ちなみに上記リストはテキトーに生きてる
ノンポリ女子(自分)が最近あわてて勉強した成果。

 

「復活力」をつけるために重要なのは
農業生産力と工業生産力であり、技術が支える。
2014年制裁後の数年で小麦生産高が2倍に伸びた
のだそう。これは技術だ。
ロシアは日本と人口は同程度だが穀物生産高は10倍、
これで制裁にも戦争にも耐えられるし
食料危機の国に無償で分けてあげてるほどだ。

「復活力」で時代の変化にも天災にも適応できる。
やはり国のやるべきことはこれだろう。

 

工業生産も「安いから外注」してもいい部分と
外注しちゃダメな部分があるのだろう。
英米の現状は、そこらへんを失敗したのだ、多分。
トッド氏の本にエンジニアの数の比較が載っている。
(日本はまだマシらしい)
「戦争では、国家の真の豊かさが明らかになる」と。

 

ロシアに学ぶ日々だ。


ちなみに裏庭ウクライナの地下にこそっと作られてた
NATO軍の情報統括基地は
3月9日ころ超音速ミサイル爆撃により壊滅。

英国からの劣化ウラン弾は5月17日ころ爆撃処理され
ポーランドにちょこっと放射能漏れした模様。

 

ちなみに事故死したと噂されてるワグネルの社長、
たぶん生きてる。

 

 

 

 

 

.

 

 

relaxing-jazz.hatenablog.com